季節の美味しい風物詩(●´ω`●)

いよいよ季節も12月、一年最後の一か月になりました!皆さん、年末年始の予定は決まりましたか?今年は未曽有の状況で、初詣や初売りなどの楽しみを自粛する方も多いのではないでしょうか?
初詣は1月中ならいつでも初詣になるそうで、時間や日にちを考えて混雑を避けたり、思い切ってオンラインや遥拝にしたりといった方法でも参拝できます。それぞれにあった方法で新年を迎えられ
るといいですね。

さて、今回は季節の風物詩。この光景を見ると「あ~、冬だな‼(*´▽`*)」と物凄く季節を感じます。干し柿で名産地といえば岐阜の方だそうですが、会津は柿の名産地であります。福島自体フルーツ王国とも呼ばれていますが、とかく会津ではやはり「みしらず柿」です!皇室に献上されている大変名誉な柿です。
みしらずは、「身不知」と書き、諸説ありますが語源は「身の程知らず」からきているそうです。会津の秋の後半は、みしらず柿の季節。寒暖差の激しい会津は柿の栽培に非常に適しているんです。つややかで大ぶりな会津の見知らず柿、柿好きな方には是非とも一度は食べてほしい逸品です(`・ω・´)ノ🍊

干し柿の歴史ははるかに古く、平安時代から存在が確認されています。冬の貴重な保存食として作られていたのも、その豊富な栄養価があったからでしょう。日本では全国的に広く作られていますが、作り方もそれぞれなようで家庭ごとに違ったりするみたいです。
ここは吊るし柿方式ですね!個人的にはこの形が一番しっくりきます。他に枝に刺したり、縦でなく横向きに吊るしたり様々です。
因みに柿にはそのまま食べられる甘柿とそのままでは渋くて食べられない渋柿があるのですが、干し柿に使われるのは渋柿なんです。なんでも渋柿の方が甘柿より糖度が高く、乾燥することで渋さの原因であるタンニンの性質が変わり、渋みが抜け甘みだけが残る干し柿になるそうです。
乾燥して風通しが良く雨ざらしにならない軒先などに吊るし、カビに気を付けながらじっくり待って、萎んで表面にうっすらと白い粉をふき始めたら食べごろです。

このようにいろんな工夫を通して干し柿は作られているのですね。見る目が変わりますね。皆さんも今年の冬は干し柿づくりにチャレンジしてみてはどうでしょうか?