会津五仏の一つ「北山里薬師漆大正寺」(北塩原村)

北塩原村にある会津五仏の一つ
「北山里薬師漆大正寺」
”二つ児詣り”は、このお寺から始まりました。当時の会津藩主蒲生秀行の長子亀千代丸(後の蒲生忠郷)は生まれながら病弱でいくら薬を飲んでも治りませんでした。藩主秀行公は、桧原・金山視察の途中、大正寺に宿泊し住職より北山漆薬師の霊験あらたかなことを耳にして、早速北山漆大正寺に亀千代丸と奥方(振姫)を向かわしました。
亀千代丸と奥方は一日三座、二十一座の大護摩を七日間修し、ひたすら奥の院にお詣りし病気平癒の祈願をされ、亀千代丸は奇跡的に快癒したのでした。このとき二歳であったため、会津の人々は子供が二歳になると北山漆薬師に詣で大石に我子の腹をあてて、無事息災を祈るようになったといわれています。
境内には、お焚上げ不動尊、腹の病を治す腹打石や安産を祈願するおんば様、水掛地蔵尊などがあります。
【場所】北塩原村大字北山字上の寺4590

関連リンク