茅葺屋根の吹き替えが終わりました!✨

もう気が付けば11月も今日を含めずあと十日!早いものですね。雪はまだ降りません。紅葉も盛りを過ぎて街路樹はすっかり葉が落ち切ってしまいました🍃皆さんはささやかなものでも今年の紅葉は楽しまれましたか?

あとはもう降り積もる雪の中、耐え忍ぶばかり・・・と気持ちをふさぐ前に、一つ目新しく良いニュースが飛び込んできました!
それが今回の写真です。こちらがどこだかわりますか?

ここは「旧滝沢本陣」といいます。元は参勤交代や藩内の視察、参詣の折に歴代藩主の休息所として使われていました。それから、先の戊辰戦争では、最後の藩主松平容保公が陣をしき、白虎隊もここから出撃した会津の歴史的スポットとなります。当時の刀傷や弾痕がそのままに保存されています。素敵なお庭もあります。
そんな旧滝沢本陣の屋根は茅葺でできております。茅は大昔から世界中で使われてきた歴史ある屋根材なのですが、耐火性も耐久性も低いことから使用例は急速に減少し、今では茅葺の屋根はこうした史跡でしか見ることは叶いません(´・ω・`)現在は茅の産地も採る業者さんも減少の一途をたどっており、茅葺屋根の消失も危惧されるのが現状です。この本陣にも使用されているかはわかりませんが、会津周辺では南会津等の地域で茅が採れています。

そんな貴重な茅葺屋根なのですが、今回ついに葺き替え工事が終わりました!写真からも真新しい茅葺の様子が見て取れると思います✨✨✨(*´▽`*人)写真越しなのに茅の香りがするような気がしますねぇ。
葺き替え作業は結構時間のかかるもので、今回も半年以上かかったのではないでしょうか?6月の時期に訪れた際には全面緑のシートで覆われ、建物自体が見えなくなっていましたが、今回は晴れて全貌を拝むことができました。

こんな素敵な日本の原風景を後世へと遺していきたいものですね!そのためにもその素晴らしさを肌で感じ、皆さんの力で是非会津の外へも発信してください!
このコロナ禍の現状もあって残念ながら公開は来年度からとなっていますが、他にも会津近辺では大内宿も茅葺屋根の民宿や商家がたくさん見ることができ、国選定重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。通り一帯に軒を連ねる茅葺屋根の並びは、まさに江戸時代にタイムスリップしたかのよう!必見の価値ありです!👀

雪解けが進み春芽吹くころ、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています🌱