🕯絵ろうそくまつりを巡る🕯 御薬園⑤

第五回まで続いた御薬園の絵ろうそくまつり巡りもいよいよ佳境となりました。
立派な竹灯籠を過ぎれば、後は先ほど歩いてきた池のほとりの反対側の岸を渡って出口へ進むだけ。

こちらの石灯篭にもぬかりなく蝋燭が入り、いつもは静かに佇んでいるだけであまり目に留まらない石灯篭も、明かりを灯すことで人目を惹き、立派にこの空間を演出する一人として輝いています。石灯篭の灰色と被った雪の白、下を覆う松の緑がとてもいいバランスを保っています。

そして向こう岸に見える水面の水鏡に移る楽寿亭です。小さな庵で、昼間の姿も風情がって素敵ですが、夜間であっても中に明かりがついていると、波一つない凪の池の水面に映ってとても綺麗でした。
そしてこちらの対岸からよく見えるように、楽寿亭の足元の傾斜した池の淵に積もった雪には、先ほどのかまくらのように穴があけられ、その中でも橙色の暖かな明かりがたくさん光っているのが見えました。
その一部が灯篭の写真の後ろに小さく見えています。

この日は星も月もはっきり良く見えて、冬の星座もたくさん輝いていました。夜空の星も月も幻想的な二夜の祭典をより一層引き立てるように輝き、素敵な一夜を演出してくれました⭐🌙